【保存版】英国王室御用達(ロイヤルワラント)のブランドまとめ一覧|歴史からレディース・メンズブランドまで紹介

英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)という言葉を聞いたことありますでしょうか?その名の通り、イギリスの王室で使用されている商品・サービスが受け取れる名誉ある認証です。
実に800以上のブランドが認証を受けており、そのどれもが一級品で、ぜひ日常に取り入れたい品物ばかりです。
本記事では、英国王室御用達の歴史から日本でも購入できるブランド、ちょっと変わった商品や誰かに話したい雑学まで紹介しています。
正直、本記事より詳しく書いてあるサイトは他にないくらい詳しく書きました!英国王室御用達について詳しくなりたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
※本記事の情報は2022年12月11日時点の情報です。
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)とは?読み方についても
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の歴史
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のレディースブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のジュエリーブランド一覧
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のメンズブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の食器ブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の紅茶ブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の財布・バッグブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の日用品ブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のその他のブランド
- こんなものまで!?英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の意外なブランド
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の一覧は公式サイトで検索できる
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)についてよくある質問
- 英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のことを知って生活を豊かにしよう
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)とは?読み方についても

英国王室御用達(えいこくおうしつごようたし)は、イギリスの王室の認定証を意味しており「Royal Warrant(ロイヤル・ワラント」とも呼ばれます。英国王室へ商品・サービスを安定的に供給する事業者に、5年間の期間付きで付与されています。
英国王室御用達が与えられる事業者は衣服や食品、紅茶やガソリンサービスまで豊富です。5年間で更新するかどうかが決まるため、長い期間英国王室御用達の事業者は優れたサービス・商品を提供していると言えるでしょう。
英国王室御用達を付与できるのは、以下の3名の君主です。(でした)
- エリザベス女王2世
- フィリップ皇太子
- チャールズ3世(前皇太子)
1つの商品・サービスに対して、最大3つの認定を受けられるため、3つの紋章を手に入れているブランドは最大の栄誉といえます。(参考:Royal Warrant Holders Association)
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の歴史
英国王室御用達の歴史は、イングランド王国が成立した12世紀が始まりと言われています。
実に900年以上の歴史があり、商品・サービスをつくる事業者にとっては最大の栄誉とされてきました。
その歴史を振り返っていきましょう。
1115年・ヘンリー二世の時代に与えられたのが最初と言われる

英国王室御用達の歴史は、12世紀・イングランド王国の初代国王であるヘンリー2世の時代までさかのぼります。
ヘンリー2世は、繊維業を営み、ロンドンで最も古い企業の1つと言われる「the Weaver’s Company」に、英国王室御用達の証書を付与しました。
「the Weaver’s Company」は、現在でも英国王室御用達を付与されており、実に800年以上もロイヤル・ワラントホルダーであることが分かります。
1840年:英国王室御用達認定協会(ロイヤル・ワラント・ホルダーズ)の設立

12世紀のヘンリー2世の時代以降、スコットランドの併合や北アイルランドの併合を経て、さまざまな王室によって英国王室御用達は発行されてきました。
1840年のヴィクトリア女王の時代、女王の生誕祝いも兼ねて、英国王室御用達認定協会が設立されました。
同協会は英国王室御用達認定の付与や、証書の発行を行う機関で、現在でもその役割を担っています。
関連記事:イギリスの国旗の意味を分かりやすく解説!なぜウェールズがないの?由来や豆知識、簡単な描き方まで紹介
〜2020年:エリザベス二世女王・エディンバラ公フィリップ王配・チャールズ三世国王の3人によって認定

1907年には、英国王室御用達協会の役割・すがたが現在のものと同じようなものとなりました。
そして、2020年に至るまで「エリザベス女王2世・フィリップ皇太子(エディンバラ公)・チャールズ3世(前皇太子)(ウェールズ公)」の3名によって、英国王室御用達の紋章が付与され続けました。
2022年8月現在、800以上の事業者に英国王室御用達が付与されています。
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のレディースブランド
英国王室御用達の歴史を見てみると、いかに英国王室御用達の紋章に価値があり、付与されている企業が優れたモノを提供しているかが分かります。
ここからは、800以上ある英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の商品から、日本でも手に入りやすいモノを厳選して紹介します。
まずは、レディースのファッションブランドから2ブランドを紹介します。
- Burberry(バーバリー)
- Johnstons of Eligin(ジョンストンズ)
詳しく解説していきます。
Burberry(バーバリー) – トレンチコート
Burberry(バーバリー)は、1856年にトーマス・バーバリーによって設立されました。
1914年の第一次世界大戦のときに、トレンチ(塹壕)で羽織る上着として「トレンチコート」を開発しました。トレンチコートについているD字型の金具は、手榴弾・水筒・ナイフなどを引っ掛けられるように付けられたと言われてるんですよ。
現在では、ブランドの象徴のバーバリーチェックをあしらった商品などを製造しており、多くの人の憧れのブランドになっていますね。
トレンチコートは新品価格で30万円以上となかなか手が出せない値段ですが、やはり品質は一生モノ。これから何十年にもわたって袖を通し、いずれは古着として次の世代に渡せるもの思えば買ってみてもいいかもしれませんね。
ブランド名 | Burberry(バーバリー) |
カテゴリ | ファッションアイテム |
設立 | 1856年 |
本社住所 | Burberry Group Plc, Horseferry House,Horseferry Road, London SW1P 2AW |
公式サイト | http://www.burberry.com/ |
Johnstons of Eligin(ジョンストンズ) – カシミヤストール
Johnstons of Eligin(ジョンストンズ)は、カシミヤを使ったストールやマフラーで有名なメーカーです。
1797年にスコットランドで、生地メーカーとして創業し、1960年代からはニットやカシミヤ製品を取り扱い出しました。
Johnstons(ジョンストンズ)の名前でカシミヤストールを製造しているほか、エルメスを始めとしたハイブランドに生地提供をしていました。
まず、Johnstons(ジョンストンズ)で手に取りたいのはチェック柄のストールですね。大判なので大人もすっぽりと入ってしまい、カシミアの軽いなめらかな感触ががなんとも気持ちがいい肌触り。冬のおうち時間にも外出時にも、手放せない逸品です。
ブランド名 | Johnstons of Eligin(ジョンストンズ) |
カテゴリ | ファッション小物 |
設立 | 1797年 |
本社住所 | Newmill,Elgin,IV30 4AF |
公式サイト | https://www.johnstonsofelgin.com/jp/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のジュエリーブランド一覧
ここからは、英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)を授与されているジュエリーブランドを紹介します。
女王陛下や王女のファッションに欠かせないジュエリー。同じブランドでロイヤルな気分を味わってみてはいかがでしょうか?
- Asprey(アスプレイ)
- Garrad(ガラード)
詳しく解説していきます。
Asprey(アスプレイ)
Asprey(アスプレイ)は、1781年にロンドンで設立されました。ヴィクトリア女王の時代から「女王のギフトショップ」と呼ばれ、ロイヤルワラントが授与されました。
宝石商だけでなく、金細工師・銀細工師としてもエリザベス皇太后から付与され、その後チャールズ皇太子からも付与されています。
多くのアイテムが一級品・高級品なので、特別な日のギフト・自分への一生モノのプレゼントとしておすすめ。実はメンズアクセサリーも扱っており、シグネットリングは紳士の嗜みとして人気のアイテムです。
ブランド名 | Asprey(アスプレイ) |
カテゴリ | ジュエリー・宝飾品・革製品 |
設立 | 1781年 |
本社住所 | 167 New Bond Street, London |
公式サイト | https://www.asprey.com/ |
Garrard(ガラード)
Garrard(ガラード)は、1735年創業の世界でもっとも古いジュエリーショップのひとつと言われています。
ヴィクトリア女王の時代からエリザベス女王の時代にいたるまで、実に180年以上もの間、英国王室に宝石やアクセサリーを提供してきました。なんと王冠(クラウン)や杖にいたるまで、Garrad(ガラード)が担当しています。
ブライダルリングなども製作しており、高級品ではありますが憧れのブランドですね。
ブランド名 | Garrad(ガラード) |
カテゴリ | ジュエリー・宝飾品 |
設立 | 1735年 |
本社住所 | House of Garrard 24 Albemarle St., London, W1S 4HT |
公式サイト | https://garrard.com/en/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のメンズブランド
本見出しからは、英国王室御用達が授与されているメンズファッションブランドについて紹介します。
英国紳士らしい上品な装いなブランドが多くラインナップ。ワンランク上の紳士を目指すなら、ぜひチェックしておきましょう。
- Barbour(バブアー)
- DAKS(ダックス)
- John Lobb(ジョン・ロブ)
詳しく解説していきます。
Barbour(バブアー) – コットンワックスジャケット
Barbour(バブアー)の歴史は、1894年にまでさかのぼります。イギリス北部でジョン・バブアーにより創業され、コットンワックスジャケットはブランドアイコンになっています。
ハンティングや乗馬などを嗜む英国王室ファミリーや貴族に愛用されています。一度羽織れば、綿とは思えないほど暖かく、オイルのおかげで防水性もばっちり。天候が急変しやすいイギリス発祥らしく、どんな天候でも耐えられる丈夫なつくりです。
アウトドアスタイル以外にも、スーツやジャケットにも合う上品さも持っており、ビジネス用途に購入される方も多くいます。
ブランド名 | Barbour(バブアー) |
カテゴリ | メンズファッション・アウトドア用品 |
設立 | 1894年 |
本社住所 | Simonside, South Shields, U.K. |
公式サイト | https://www.barbour.com/ |

DAKS(ダックス) – スラックス
DAKS(ダックス)は、現在でこそシャツやネクタイ、マフラーを製造しているメーカーですが、その名が知られたのは「ベルトレススラックス」でした。
ベルトやサスペンダーがいらず、現在でいうイージーパンツを世に送り出し、当時の紳士たちに衝撃を与えたと言われています。
イギリス発祥のゴルフウェアも製造しており、スポーツとの関わりが深いのも特徴。紳士服のいろんなシチュエーションでのトータルコーディネートはDAKSで済むとも言われています。
まずはブランドアイコンのスラックスに足を通すと、その上質なモノづくりを感じられるはずです。ぜひギフトにもチョイスしてみてはいかがでしょうか。
ブランド名 | DAKS(ダックス) |
カテゴリ | メンズ・レディースファッション |
設立 | 1894年 |
本社住所 | 20 Baltic Street London EC1Y 0UL |
公式サイト | https://daks.com/ |
John Lobb(ジョン・ロブ) – 革靴
John Lobb(ジョン・ロブ)は、1849年に創業され「靴職人の王」として世界最高峰の靴作りを150年以上続けてきました。
イギリスにある本店「John Lobb Ltd.」では、完全オーダーメイドのビスポークストアです。これまで3万人以上の顧客のすべての木型を保管しており、まさに「御用達」の名の通りのシューズブランドとなっています。
残念ながらオーダーメイドはイギリス本国でしかできませんが、日本国内でもJohnロブブランドの革靴は購入可能。グッドイヤーウェルト製法で仕上げられた最高峰の靴は、メンテナンスをすれば一生使える代物です。
ブランド名 | John Lobb(ジョン・ロブ) |
カテゴリ | シューズ |
設立 | 1849年 |
本社住所 | 9 St. James’s Street London SW1A 1EF |
公式サイト | https://www.johnlobb1849.com/ |

英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の食器ブランド
イギリスといえば、アフターヌーンティー文化です。食卓を彩るのに欠かせないのは食器ですよね。紅茶には目がないイギリスなので当然、食器の英国王室御用達もたくさんあります。
- Josiah Wedgwood and Sons(ウェッジウッド)
- Royal Worcester(ロイヤル・ウースター)
- Johnson Brothers(ジョンソンズ・ブラザーズ)
それぞれ詳しく解説してきます。
Josiah Wedgwood and Sons(ウェッジウッド) – 陶磁器
Josiah Wedgwood and Sonsは、通称ウェッジウッドと呼ばれ、マグカップからティーセット、紅茶まで多岐にわたるラインナップがあり、世界最大の陶磁器メーカーのひとつです。
なかでもブランドの代名詞といえるのが「ジャスパーウェア」と呼ばれる柄です。マットなストーンライクな質感で、1775年に創業者のウェッジウッド氏によって開発されました。
高級なテーブルウェアから、手頃な価格のマグカップまで揃えているので、ギフト用にもぴったりのブランドです。
ブランド名 | Josiah Wedgwood and Sons(ウェッジウッド) |
カテゴリ | 食器 |
設立 | 1759年 |
本社住所 | Wedgwood Drive Barlaston Stoke-on-Trent Staffordshire ST12 9ER |
公式サイト | https://www.wedgwood.com/ |
Johnson Brothers(ジョンソンズ・ブラザーズ) – 食器
1883年、フレデリック・ジョンソンとアルフレッドジョンソンの兄弟によって設立されたのが、Johnson Brothers(ジョンソン・ブラザーズ)です。銅版転写の磁器が人気を集め、売り上げを拡大していきました。
その後もさまざまなパターンで人気を博し、特に「エターナルボー」と言われるシリーズはリボンと花をあしらったシリーズで人気が高いです。
2015年に惜しくもそのブランドとしての生産を終えてしまいましたが、アンティーク品として人気が高い逸品です。
ブランド名 | Johnson Brothers(ジョンソンズ・ブラザーズ) |
カテゴリ | 食器 |
設立 | 1883年 |
本社住所 | – |
公式サイト | – |
Royal Worcester(ロイヤル・ウースター) – 陶磁器
Royal Worcester(ロイヤル・ウースター)は、Wedgwood(ウェッジウッド)、ドイツのMeisesen(マイセン)と並び、ヨーロッパ最古の窯のひとつと言われています。
1751年に創業され、1789年のジョージ3世の時代に英国王室御用達の認証を受けました。レリーフを用いた高級路線の磁器で、多くの富裕層に愛される食器を生産しました。
なかでもフルーツが鮮明に描かれた「Painted Fruits」のシリーズは、ブランドのアイコン。まるで絵画のような絵付けが施された同シリーズは、思わず見惚れてしまう魅力がありますよ。
ブランド名 | Royal Worcester(ロイヤル・ウースター) |
カテゴリ | 食器 |
設立 | 1751年 |
本社住所 | London Road, Stoke-on-Trent, Staffordshire ST4 7QQ |
公式サイト | https://www.portmeirion.co.uk/brands/royal-worcester |

英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の紅茶ブランド
イギリスといえば紅茶を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。1600年代にイギリスに紅茶がもたらされて以来、多くのイギリス貴族を虜にし、次第に庶民に喫茶文化が広がっていきました。
イギリスを代表する紅茶ブランドは、以下の2つです。
- Fortnum and Mason(フォートナムメイソン)
- TWINNING(トワイニング)
それぞれ詳しく解説していきます。
Fortnum and Mason(フォートナムメイソン) – 紅茶・食料品
Fortnum and Mason(フォートナムメイソン)は、ロンドンにある老舗百貨店です。特に食品に定評があり、紅茶も英国王室御用達の認定を受けています。
パッと見でFortnum and Masonと分かる色使いの紅茶の缶は、ギフトとしても人気です。さまざまな種類が入ったセットも人気ですが、やはり「ロイヤルブレンド」は手にしてみたいところ。1902年の発売以来、多くのロイヤルファミリーに親しまれてきました。
芳醇でなめらか、上品なはちみつのような風味と評される紅茶を、ぜひ嗜んでみてください。
ブランド名 | Fortnum and Mason(フォートナムメイソン) |
カテゴリ | 紅茶・食料品 |
設立 | 1707年 |
本社住所 | 181 Piccadilly London W1A 1ER |
公式サイト | https://www.fortnumandmason.com/ |
TWINING(トワイニング)- 紅茶・コーヒー
TWINING(トワイニング)は、トーマス・トワイニングによって1706年に創業されました。
日本ではレディー・グレイを始め、TWININGのオリジナルブレンドであるダージリンティーも人気。TWINNINGの紅茶は、スーパーなどで手軽に・手頃な値段で手に入るのも魅力ですよね。
普段づかいの紅茶をTWININGに変えるだけで、日常の何気ないティータイムが上質な時間に生まれ変わるようですね。
ブランド名 | TWINNING(トワイニング) |
カテゴリ | 紅茶 |
設立 | 1706年 |
本社住所 | Weston Centre, 10 Grosvenor Street, London, W1K 4QY |
公式サイト | https://twinings.co.uk/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の財布・バッグブランド
ここからは英国王室御用達認定を受けた財布・バッグのブランドを紹介します。どれもイギリスらしいクラシックな装いで、身を引き締めてくれるアイテムばかりです。
- ETTINGER(エッティンガー)
- LAUNER(ロウナー)
それぞれ詳しく解説します。
ETTINGER(エッティンガー) – 革製品全般
ETTINGER(エッティンガー)は、1996年にチャールズ皇太子から英国王室御用達を授与しました。もともとは裁縫職人からスタートしたエッティンガー一家によって設立され、1934年にレザーグッズを製造し始めました。
ブランドの代表製品は「ブライドルレザー」を使用した革製品。革としての歴史は1,000年以上にのぼり、馬具用として作られ始めたブライドルレザーは、使えば使うほど増す光沢感が特徴です。
ETTINGER(エッティンガー)の財布は、アイコニックなイエローとロイヤルパープルをあしらっています。ちらっと見える色合いがなんともおしゃれです。
ブランド名 | ETTINGER(エッティンガー) |
カテゴリ | 革製品・財布 |
設立 | 1934年 |
本社住所 | 215 Putney Bridge Rd, London SW15 2NY |
公式サイト | https://www.ettinger.co.uk/ |

LAUNER(ロウナー) – トラヴィアータ
LAUNER(ロウナー)は、レディースバッグブランドとして有名で、かのエリザベス2世女王が愛したブランドとしても知られています。
1960年代に英国王室御用達認定をうけ、エリザベス2世女王の公の場には必ずといっていいほど手元にありました。
ブランドアイコンはTraviata(トラヴィアータ)。椿姫という名前がつけられたケリースタイルハンドバッグです。ひと目でLAUNER(ロウナー)と分かるアイテムで、ブランドの息づかいが感じられます。
ブランド名 | LAUNER(ロウナー) |
カテゴリ | バッグ |
設立 | 1940年 |
本社住所 | 365A Limpsfield Road Warlingham CR6 9HA |
公式サイト | https://launer.com/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の日用品ブランド
本見出しでは、英国王室御用達をもっと身近に感じられる日用品を紹介します。ジャンルが多岐にわたるため、いくつかピックアップして紹介します。
- Fulton(フルトン)
- Charbonnel et Walker(ウォーカー)
- Colmans of Norwich(コルマンズ・オブ・ノルウィッチ)
詳しく解説していきます。
Fulton(フルトン) – 傘
鳥かごみたいな傘、といえばFulton(フルトン)です。エリザベス2世女王をはじめ、多くのロイヤルファミリーに愛されるビニール傘です。
可愛らしい柄デザインの傘が3,000円台から購入できるため、手の届きやすい英国王室御用達アイテムといえます。また、さまざまなコラボをすることもあり、イギリスのデザイナー・William Morris(ウィリアム・モリス)とコラボしたモデルは、本国・イギリスでも人気です。
Fulton(フルトン)の傘は包み込むようなデザインのため、雨からしっかり守れる実用性もあります。気に入ったデザインの傘を使うと、憂鬱な雨の日も少し晴れやかになりますよ。
ブランド名 | Fulton(フルトン) |
カテゴリ | 傘 |
設立 | 1956年 |
本社住所 | Unit 1 Premier Park Premier Park Road Park Royal London NW10 7NZ |
公式サイト | https://www.fultonumbrellas.com/ |

Charbonnel et Walker(ウォーカー) – チョコレート
Charbonnel et Walkerは、シャンボネル・エ・ウォーカーと読み、1875年から実に150年以上の歴史を誇るショコラティエです。
長い間、英国王室専属のショコラティエとしてチョコレートをつくるWalkerですが、有名なのは「ピンク・マールド・シャンパーニュ」というチョコレートです。
シャンパンをつかったボンボンショコラで見た目もかわいらしいのでギフトにおすすめです。
ブランド名 | Charbonnel et Walker(シャンボネル・エ・ウォーカー) |
カテゴリ | チョコレート |
設立 | 1875年 |
本社住所 | One The Royal Arcade, 28 Old Bond Street, London, United Kingdom, W1S 4BT |
公式サイト | https://charbonnel.co.uk/ |
Colman’s of Norwich(コルマンズ・オブ・ノルウィッチ) – マスタード
イギリス人の生活に欠かせないのが「Coleman’sのマスタード」です。イギリスのロースト料理やソーセージなど肉料理には欠かせません。
1814年に創業。ラウンマスタードとホワイトマスタードを独自にブレンドし、脂質ゼロ・コレステロールゼロのマスタードは、多くのイギリス人にとってなくてはならない存在です。
クラシックな見た目の容器は、食卓に置いておくだけでおしゃれです。
ブランド名 | Colman’s of Norwich |
カテゴリ | マスタード |
設立 | 1814年 |
本社住所 | 15 Royal Arcade Norwich NR2 1NQ |
公式サイト | https://www.colmans.co.uk/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のその他のブランド
英国王室御用達のアイテムは、生活にかかわるあらゆるモノを扱っています。ここからは上記で紹介したカテゴリ以外のアイテムを紹介します。
- Aston Martin
- Land Rober
- John Broadwood and Sons
- Smythson
それぞれ詳しく紹介していきます。
Aston Martin(アストン・マーティン) – 自動車
007のジェームズ・ボンドが乗る車「ボンドカー」といえば、Aston Martin(アストン・マーティン)と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1913年に設立されたAston Martinは、イギリスの高級スポーツメーカーです。世界最高峰の24時間レース・ル・マンでの優勝経験もあり、かっこよさと実力を兼ね備えたブランドでもあります。
チャールズ皇太子(現3世)の愛車としても知られており、1960年代からロイヤルワラントを付与されています。
ブランド名 | Aston Martin(アストン・マーティン) |
カテゴリ | 自動車 |
設立 | 1913年 |
本社住所 | Banbury Road, Gaydon, Warwick, CV35 0DB, |
公式サイト | https://www.astonmartinlagonda.com/ |
Land Rover(ランド・ローバー) – 自動車
Land Rover(ランド・ローバー)は「砂漠のロールス・ロイス」とも評され、世界で初めてSUVというカテゴリを民間車に広めたパイオニアブランドです。
ラグジュアリー×アウトドアカーという側面では、絶対的なブランド力を誇っており、アウトドアにもフォーマルシーンにも対応します。
悪路の走破性も高く、都会とカントリーサイドが混在するイギリスの地形にマッチした自動車です。
ブランド名 | Land Rover(ランドローバー) |
カテゴリ | 自動車 |
設立 | 1978年 |
本社住所 | Abbey Road Whitley Coventry CV3 4LF |
公式サイト | https://www.landrover.co.jp/ |
John Broadwood and Sons(ジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ) – ピアノ
イギリス王室にピアノを供給・調律をしているのは、John Broadwood and Sons(ジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ)です。
1728年に創業された老舗企業であり、ベートーヴェンやショパンなど、著名な音楽家たちがブロードウッドのピアノで名曲を奏でています。
現代のピアノはブロードウッドなしでは語れないと言われており、ピアノ技術に革命を起こしたメーカーとして、多くのピアニストの憧れとなっています。
ブランド名 | John Broadwood and Sons(ジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ) |
カテゴリ | ピアノ |
設立 | 1728年 |
本社住所 | Lythe, Whitby, North Yorkshire England. YO21 3RT |
公式サイト | http://www.broadwood.co.uk/ |
Smythson(スマイソン)- 文房具
Smythson(スマイソン)は1887年にボンドストリートで創業された文房具店です。その他にも財布などの革製品やファッション小物も取り扱っています。
さまざまな王室の文房具を製造し、現在の英国王室はもちろん、古くはヴィクトリア女王やモナコ皇妃・グレース・ケリーも顧客として名を連ねています。
上質な便箋や手帳が有名で、なかでもPanamaダイアリーはブランドのアイコンになっています。
ブランド名 | Smythson(スマイソン) |
カテゴリ | 文房具・革小物 |
設立 | 1887年 |
本社住所 | 131-132 New Bond St, London W1S 2TB |
公式サイト | https://www.smythson.com/ |
こんなものまで!?英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の意外なブランド
イギリス人の生活から英国王室御用達(ロイヤルワラント)を取ったら、イギリス人の生活が成り立たなくなると言われるほど、多くの上質なモノが認証を受けています。
そのなかには「こんなものまで?」と思うモノも多々あるので、2つ紹介します。
- James Baxter & Son (ジェームズ・バクスター・アンド・サン)
- Samsung(サムスン電子)
詳しく解説していきます。
James Baxter & Son (ジェームズ・バクスター・アンド・サン) – エビ
James Baxter & Son (ジェームズ・バクスター・アンド・サン)が扱う主力商品は「エビ」です。
なんと1880年から、高品質なポッテッドシュリンプ(壺入りのエビ)をつくりつづけており、1967年に晴れて英国王室御用達を授与されました。
ポッテッドシュリンプは日本ではあまり馴染みがありませんが、イギリスではおなじみの保存食。エビを壺に入れ、溶かしたバターで蓋をするというなんとも罪深いおいしい料理です。
ブランド名 | James Baxter & Son (ジェームズ・バクスター・アンド・サン) |
カテゴリ | 食品 |
設立 | 1880年 |
本社住所 | Moor Ln, Flookburgh, Grange-over-Sands LA11 7LS |
公式サイト | https://www.baxterspottedshrimps.co.uk/ |
Samsung(サムスン電子) – 家電
驚く方もいるかもしれませんが、スマートフォンのGalaxyなどで知られる韓国の企業・Samsung(サムスン電子)も、2012年に英国王室御用達が授与されました。
もともとは映像・音響機器での授与でしたが、2022年5月に家電全般を英国王室に供給していくとして、再授与を受けています。
日本ではSamsungといえばスマホのイメージが強く、家電のイメージはありませんが、イギリスでは家電メーカーとして広く普及しています。
(参考:Samsung Electronics Honored With Renewal of The Royal Warrant)
ブランド名 | Samsung |
カテゴリ | 家電 |
設立 | 1969年 |
本社住所 | 京畿道水原市霊通区三星路129 |
公式サイト | https://www.samsung.com/uk/ |
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の一覧は公式サイトで検索できる

英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の商品は、英国王室御用達協会のホームページで検索することができます。
英語版のみのサイトですが、カテゴリごとの検索などもできるので、身の回りのものの購入を英国王室御用達から探してみるという買い物も楽しいかもしれませんね。
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)についてよくある質問

ここでは英国王室御用達について、よくいただく質問にお答えします。
もしなにか質問がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけましたら回答します♪
Q.「エリザベス2世女王のお気に入りブランドは?」
2022年9月に崩御されたエリザベス女王が愛用していたブランドの一部を紹介します。
- LAUNER(ロウナー):ハンドバッグ
- Fulton(フルトン):傘
- HUNTER(ハンター):レインブーツ
- Barbour(バブアー):ジャケット
- Asprey(アスプレイ):ジュエリー
- D・R・Harris:洗面用品
どれも公務中に使用されていることが確認されています。どれもが自分たちが手に入れられるモノというのが、英国王室御用達が特別感があり、身近に感じられるところかもしれませんね。
Q.「ロイヤルワラントの国はイギリス以外にもある?」
Royal Warrant(王室御用達)という言葉は、英国に限らず用いられる言葉です。そのため、王室に存在する国には、すべて存在していると言われています。
日本の皇室にもあり、かつては宮内庁御用達という言葉が使われていましたが、第二次大戦後に廃止されてしまいました。
表では廃止されましたが、「宮内庁御用達」という言葉は使われており、現在でも宮内庁御用達(であろう)商品は調べられます。
- イギリス
- ベルギー
- オランダ
- モナコ
- スウェーデン
- スペイン
- 円マーク
- ノルウェー
- タイ
- ん
- ネパール
Q.「エリザベス2世女王の崩御後、ロイヤルワラントはどうなる?」
2022年9月、エリザベス2世女王が老衰のため崩御され、イギリスのみならず全世界が悲しみました。
エリザベス女王のもとで英国王室御用達の認証を受けていたのは実に875以上のブランド。実は御用達はそのまま…とはいかず、新たにチャールズ国王のもと再申請をしなければいけません。
2年間の猶予が与えられていますが、もしかしたら英国王室御用達の紋章を剥奪されてしまうブランドもでてきてしまうかもしれません。
英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)のことを知って生活を豊かにしよう
本記事では英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の歴史やブランドについて、紹介させていただきました。
ハイブランドのものから、手の届きやすい日用品まで、英国王室を身近に感じられる商品ばかりですよね。いつも使っているアイテムを1つ英国王室御用達のものに変えるだけでも、日常に彩りを与えられます。
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